鈴木 英人

燦燦と輝く太陽に照らされたヤシの木とオープンカー。まさに絵に描いたようなアメリカ西海岸の風景を、好んで描いたイラストレーターが鈴木英人です。 1970年代に広告デザイナーとなり、1980年にはイラストレーターとしてデビュ …

高村 光雲

高村光雲は近代日本を代表する彫刻家です。代表作『老猿』は、1893年のシカゴ万博にて優等賞を受賞した後、東京国立博物館に収蔵され、1999年には国の重要文化財に指定されるなど、その作品は高い評価を受けています。 1852 …

伊東 深水

伊東深水は大正から昭和にかけて、版画及び日本画で優れた作品を数多く制作した人物です。浮世絵で有名な歌川国芳と同じ、歌川派浮世絵の画風による深水の美人画は評価が高く、現在でも人気の作品となっています。また、風景画の技量も高 …

下村 観山

 下村観山(しもむらかんざん)は明治から昭和初期にかけて活躍した日本画家です。能楽師の家系に生まれ、9歳から祖父の友人であった藤島常興から指導を受けていました。そのあと近代日本画の父といわれた「加納芳崖」から技術指導を受 …

鏑木 清方

 鏑木 清方(かぶらき きよかた)は明治から昭和にかけて活躍した浮世絵師、日本画家、随筆家です。明治の浮世絵師「水野年方」に師事し、挿絵画家としての活動が清方の画業の始まりでした。美人画家として、女性初の文化勲章を受章し …

森 陶岳

森陶岳氏は桃山時代からの歴史を持つ「古備前の美」を追求し研究を重ねてきました。その結果、昔と同じような土作り、成型、何より重要なのは大窯で焼くしかないという結論にたどり着ました。そう、かつての備前焼は何人もの陶工が集まり …

掛け軸

徳本上人

徳本上人は紀伊の国日高郡出身とされる江戸時代後期の浄土宗の僧です。他には徳本行者とも呼ばれています。 徳本上人は27歳の時に出家し木食行を行い、各地を巡り昼夜不断の念仏や苦行を行い念仏聖として知られています。大戒を受戒し …

東山 魁夷

東山魁夷氏は昭和を代表する日本画家の一人です。本命は東山新吉。 船具商を営んでいた父、浩介と妻、くにの次男として横浜市海岸通りに生まれました。父の仕事の関係で3歳の時に神戸の西出街へ転居幼少時代を神戸で過ごしました。兵庫 …

横山 大観

横山大観氏は1868年に誕生しました。父は水戸藩士として水戸学の尊皇攘夷思想により志士として活躍しました。その後、一家で上京し横山大観氏は東京府中学に入学。優秀な成績で卒業をしますが諸事情により東大予備門試験では入学資格 …

池上 秀畝

池上秀畝氏は長野県の紙商兼小間物屋の次男として生まれました。 本名は国三郎。祖父は池上休柳です。池上秀畝氏は家業は番頭に任せて高遠藩御用絵師に狩野派の絵を学びました。慶応2年には自らの画論「松柳問答」を発刊する等の活躍を …

山田 光

山田光氏は大正12年12月23日に東京都で生まれました。しかし、関東大震災の混乱を避ける為に一家で岐阜県岐阜市大江町にあった母「てつ」の実家に帰郷。翌年1月7日に同地で生まれたと届出されました。1945年に京都高等工芸学 …

熊倉 順吉

熊倉順吉氏は京都市で生まれ、前衛陶芸集団「走泥社」同人としても活躍した陶芸家の一人です。熊倉順吉氏は京都高等工芸学校(現、京都工芸繊維大学)室内装飾を学びました。その後、1945年の終戦後に京都に戻り国立陶磁器試験所の伝 …

入江 光人司

入江光人司氏は1939年に岡山県岡山市で備前焼の細工師である入江兼次氏の長男として生まれました。 その後、父の入江兼次氏の下で修行を重ね1971年に父の下より独立し自分の窯を開きます。その後、白備前の再現に成功し更に白備 …

利茶土 ミルグリム

利茶土ミルグリム氏は1955年にニューヨークのホワイトプレインズで生まれました。利茶土ミルグリム氏は大学時代に陶芸に関心を持ち1974年頃、マサチューセッツ州立大学で陶芸の基礎クラスで学んでいました。しかし、利茶土ミルグ …

田村 耕一

 田村耕一は栃木県生まれの陶芸家です。東京美術学校工芸科図案部を卒業してからは、デザインの教師を務めていました。吉向窯を訪れるようになり作陶に興味を持つようになりますが、翌年兵役に就きます。その後松風研究所にデザイナーと …

愛新覚羅 溥佐

愛新覚羅溥佐は中国の著名な画家一人です。 清王朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀のいとこにあたります。 花鳥などの上品で華麗な画風で知られ、国政の助言機関や全国人民政治協商会議の委員や天津工業大学美術学院名誉院長などを歴任しまし …

西岡 小十

西岡小十は1917年に陶芸の街、唐津で誕生しました。陶芸の街として知られる唐津で生まれた西岡小十は自然と幼少の頃より数々の作品を間近に見て育ちました。 作品の類まれなるセンスも幼少期のその様な環境から磨かれていったのでは …

岸田 劉生

 岸田劉生は東京銀座生まれで、大正から昭和期にかけて活躍した洋画家です。東京高師付属中学を中退後洋画家の黒田清輝に師事します。1911年「白樺」主催の美術展をきっかけにバーナード・リーチと出会い、他にも柳宗悦や武者小路実 …

藤田 嗣治

 藤田嗣治は東京市生まれのフランスの画家・彫刻家です。洗礼名はレオナール・ツグハル・フジタ。もしくはレナール・フジタ。活動の場はフランスのパリで女性や猫をモチーフにした作品を得意としました。油彩画に日本画の技術を織り交ぜ …

金子 國義

 金子國義は埼玉県生まれの画家です。妖艶な女性をモチーフにした作品を描きます。  日本大学藝術学部へ入学し、歌舞伎舞台美術家長坂元弘に師事。舞台美術を経験しました。大学卒業後は、デザイン会社に入社しますが3か月で辞めフリ …

田中 一村

 田中一村は栃木県生まれの日本画家です。本名 田中孝。彼の愛した奄美大島の植物や鳥をモチーフにした作品を描きます。若い頃から南画の才能を見出され神童とまで呼ばれていました。東京美術学校の日本画科に入学し、東山魁夷や加藤栄 …

熊谷 守一

 熊谷守一は岐阜県恵那郡生まれで、幼少時代から絵を描く生活を送っていました。東京美術学校に入学した際には、青木繁や山下新太郎らと肩を並べ絵画を学びました。彼の作風ははじめ写実画から始まり、表現主義的な画風へと変化しました …

有元 利夫

 有元利夫は、昭和期に活躍した日本の画家です。妻は日本画家・陶芸家の有元容子。岡山県津山市に生まれ、小学校在学中から油彩画を描きはじめました。高校を入学してから絵画の道を目指すようになり、4浪した後東京芸術大学美術学部デ …

三浦 小平二

本名同じ。佐渡の窯元・三浦小平の息子として、佐渡に生まれます。 東京芸術大学美術学部彫刻科を卒業後、加藤土師萌(はじめ)に師事します。 現代の青磁の第一人者として活躍、豆彩の技法を用いて絵付きを行うなど、青磁に新しい風を …

長野 垤志(初代)

本名・長野松蔵。名古屋生まれ。上京して、山本安雲に鋳金技法を学び、香取秀真(ほつま)について古釜の研究を行いました。 戦後、山形鋳物の産地へ釜の制作指導に訪れ、明治後半期以降は衰退していた、日本古来の鋳鉄地金である和ずく …

長野 垤志

本名・長野裕(ゆたか)。東京生まれ。父・初代長野垤志に師事します。 23歳の頃よりグループ展に参加して、45年には日本伝統工芸展へ初出品をします。その後、伝統工芸新作展東京都知事賞、日本伝統工芸展奨励賞、伝統工芸新作展日 …

中村 省三

本名同じ。大阪に生まれた中村省三は、職人になる前に茶道具全般についての知識を学びます。 その後、加賀蒔絵師である兄・中村孝也に蒔絵技術の指導を受けます。 31歳のときに独立して石川県加賀市内に工房を構えます。 作品の特徴 …

村上 隆

 村上隆は、日本で活躍する現代美術家・ポップアーティストです。アート作品を制作する「有限会社カイカイキキ」の代表取締役でもあります。作品制作を続けながらも、芸術イベント「GEISAI」プロジェクトのチェアマンを務めるなど …

篠田 桃紅

 篠田桃紅は関東州大連生まれの美術家・エッセイストです。和紙に墨や金箔、金泥などといった日本画の画材を使い、少ない色彩の中で多様な表現を演出します。  女学校時代以外ではほぼ独学で書を学んでいましたが、ニューヨークに渡っ …

奈良 美智

 奈良美智は世界的に活躍する画家・彫刻家です。ニューヨーク近代美術館やロサンゼルス現代美術館に作品が所蔵されており、世界中で高く評価されている芸術家です。人物をモチーフにした作品が多く、にらみつけるような少女の作品など現 …

李 禹煥

 李禹煥(リ・ウーファン Lee U-Fan)は、日本を活動拠点にし、世界中で活躍している韓国人の美術家です。日本の現代美術において、1960年代から1970年代にかけて続いた「もの派」と呼ばれる動向を理論的に主導した人 …

小磯 良平

 小磯良平は昭和期に肖像画や群像画を主に描いた画家です。東京美術学校に在籍していた際には、猪熊弦一郎や荻須高徳らと肩を並べ絵画を学びました。フランス留学後、ルーブル美術館にてパオロ・ヴェロネーゼの「カナの婚礼」との出会い …

氷見 晃堂

本名・氷見与三治。石川県金沢生まれ。 近所に住む指物師北島伊三郎について指物技術を3年修行した後、唐木細工の池田作美に指導を仰ぎました。 江戸時代に途絶えた砂磨き法など、古くから伝わる加賀指物の技術を独自研究により復元さ …

飛来 一閑

飛来 一閑の歴史は古く、1578年から現在まで400年以上の歴史があります。 中国からの渡来人である初代は、飛来姓を名乗り、京都に居を構えました。 大徳寺の清巌を通じて茶室を学び、一閑張を始めたところ千家によって世に知ら …

音丸 淳

本名同じ。重要無形文化財保持者・音丸耕堂の三男として高松市に生まれます。 東京美術学校工芸家卒業後に、父に師事します。 日展へ初入選後は以後4回入選します。その後、イタリア・ミラノへ留学します。 色漆を数十回~数百回と塗 …

井上 康徳

本名同じ。有田焼の産地、佐賀県有田町に生まれます。 大学卒業後は地元であり有田へ戻り、人間国宝である父・井上萬二に師事して作陶活動を行います。 有田焼の白磁の伝統を受け継ぎ、形状の美しさを追求するとともに現代的感覚も併せ …

一后 一兆

明治に生まれ、大正・昭和・平成と4つの時代を駆け抜けた、漆芸作家です。 輪島塗の本場・石川県で生まれ育ち、蒔絵の世界に憧れて修行を重ねます。 日展の初開催から入賞を重ねます。 特に棗には秀作が多く見られます。 「水蒔絵硯 …

市川 正美

本名同じ。新潟県に生まれ、同県燕市にて制作活動を行っています。 彫金作家・鹿島一谷に師事します。 活躍の場は主に、伝統工芸新作展での初入選後の連続入選をはじめ、伝統工芸日本金工展でも同じく、初入選から連続入選を果たしてい …

酒井 抱一

酒井抱一は江戸時代後期の絵師です。絵師の他にも俳人としても知られています。 本命は忠因(ただなお)、幼名は善次、通称は栄八です。号が沢山あり狗禅、軽挙道人、庭柏子の他多数あります。 尾形光琳に私淑し琳派の雅で優雅な画風に …

川喜田 半泥子

川喜田半泥子氏は明治~昭和にかけて活躍した日本を代表する陶芸家の一人です。本名は久太夫政令(きゅうだゆうまさのり)、幼名は「善太郎」。号は「半泥子」「無茶法師」「其飯(そのまま)」等多数あります。 「東の魯山人、西の半泥 …

宮川 香斎

宮川香斎の歴史は古く、江戸時代より300年以上続く京焼「真葛焼」の家元です。当代は6代目になり、現在も京都市内にて作陶を精力的に行っています。 真葛焼の特徴は仁清写し・乾山写しなどで用いる上絵、染付、鉄絵などの下絵、 ま …

河井 寛次郎

河井寛次郎氏は柳宗悦氏や濱田庄司氏等と共に民藝運動の中間人物として広く知られる陶芸家です。 陶芸の他にも彫刻、デザイン、書、詩、詞、随筆等の分野でもその才能を発揮しています。 河井寛次郎氏は島根県安来市の大工の家に生まれ …

北大路 魯山人

「北大路魯山人」本名は北大路房次郎は東の魯山人、東の半泥子と並び称される日本を代表する芸術家の一人です。 晩年までに美食家、料理家、漆芸家、書道家、画家、陶芸家、篆刻家等の様々ジャンルで活躍しました。 その中でも美食家、 …

山本 如仙

本名・山本喜一。八世乾山を称する山本如仙さんは、「尾張の小京都」と呼ばれ、焼物では犬山焼が有名な愛知県犬山市の出身です。 毎日新聞主催の乾山展へ第1回から出品しています。 また、地元である愛知県内を中心に個展を多数開催し …

中村 晋也

 中村 晋也は三重県亀山市出身の彫刻家です。  東京高等師範学校を卒業後、鹿児島大学で教鞭をとるかたわら、彫刻制作に取り組み、1966年にはフランスへ留学します。留学中は彫刻家アペル・レ・フェノザに師事し、帰国後は鹿児島 …

中島 宏

 中島 宏は佐賀県武雄市の青磁作家です。 1941年、佐賀県武雄市の製陶所に生まれ、中学卒業後は生家の製陶所で窯の基礎を学びました。1965年、佐賀県の県展に出品した作品で受賞し、1969年には自身の窯である弓野窯を開き …

梅原 龍三郎

 梅原 龍三郎(梅原 良三郎)は、1888年生まれの洋画家です。洋画に日本画の技術を取り入れた梅原の作品は、その豊かな色彩から高い評価を得ています。  京都府京都市左京区の染物問屋に生まれた梅原は、府立中学を中退後、聖護 …

絹谷 幸二

 絹谷 幸二は、奈良県奈良市出身の画家です。幼い頃から油絵に親しみ、東京藝術大学にて、洋画家・小磯良平のもとで技術を磨きました。大学卒業後、イタリアへ留学しアフレスコ画(フレスコ画)の技法を学びます。帰国後制作した「アン …

須田 刻太

本名・勝三郎。ゴッホと写楽に影響を受け、洋画家を志します。高校卒業後は東京芸大へ進学を目指しますが、4度の失敗から独学で絵を学びます。 40歳頃までは、文展を中心に、入選・特選を果たします。 1949年に抽象画の世界に魅 …

北村 西望

北村西望・本名は西望の漢字は同じですが、「にしも」と読みます。 日本を代表する彫刻家のひとりです。 「喜ぶ少女」や「将軍の孫」などの人物作品から、干支や仏像、観音像など作品ジャンルは幅広くあります。 中でも、誰もが知って …

平櫛 田中

平櫛田中は日本を代表する彫刻家の一人です。 田中語録と呼ばれる名言も多く残しています。 「不老 六十七十ははなたれこぞう おとこざかりは百から百から わしもこれからこれから」 「いまやらねばいつできる わしがやらねばたれ …

于 右任

于 右任(う ゆうじん)は清末から中華民国にかけての政治家・軍人・書家・文化人・教育家・ジャーナリストです。 人物画は胸の下まである長い顎鬚が特徴です。 中国には、本人の像が建立されている有名な人物です。 政治家としての …

三浦 竹軒

三浦竹軒は京都の陶芸作家です。 初代・三浦竹泉の三男として生まれます。明治33年に生まれ、大正・昭和・平成と4つの時代を生きました。 初代・竹泉の長男で、竹軒の長兄にあたる、二代・竹泉が早くに亡くなった為、三代・竹泉を襲 …

一楽斎

一楽斎は銀製品などの金工芸・銀工芸作家です。 茶道具類からお盆や香炉など、製作ジャンルは幅広くあります。

加藤 偉三

加藤偉三は、愛知県瀬戸市出身の陶芸作家です。家業である陶磁器製造業を継承して、瀬戸市陶芸協会正会員、瀬戸市作陶会正会員と地元の作陶に尽力してきました。 昭和6年より藤井達吉に、昭和10年には板屋波山に師事しています。 愛 …

鈴木 蔵

鈴木蔵は岐阜県土岐市出身の陶芸家です。岐阜県東濃地方は美濃焼をはじめとした陶芸の産地であり、父・鈴木通雄は釉薬の研究者でした。 父の基で陶土や釉薬について学び、基礎的な知識を身につけた後は、荒川豊蔵・加藤土師萌に師事しま …

柳 海剛

 柳 海剛は、1894年韓国ソウル生まれの陶芸家で韓国陶芸界の第一人者です。本名、柳 根瀅(ユ・ヘガン)といいます。18歳の頃より高麗青磁の復元を志し、韓国全土を巡りながら、各地の土を使い試作品を作り続け、現在柳海剛窯が …