長野 垤志(初代)

本名・長野松蔵。名古屋生まれ。上京して、山本安雲に鋳金技法を学び、香取秀真(ほつま)について古釜の研究を行いました。 戦後、山形鋳物の産地へ釜の制作指導に訪れ、明治後半期以降は衰退していた、日本古来の鋳鉄地金である和ずく …

長野 垤志

本名・長野裕(ゆたか)。東京生まれ。父・初代長野垤志に師事します。 23歳の頃よりグループ展に参加して、45年には日本伝統工芸展へ初出品をします。その後、伝統工芸新作展東京都知事賞、日本伝統工芸展奨励賞、伝統工芸新作展日 …

市川 正美

本名同じ。新潟県に生まれ、同県燕市にて制作活動を行っています。 彫金作家・鹿島一谷に師事します。 活躍の場は主に、伝統工芸新作展での初入選後の連続入選をはじめ、伝統工芸日本金工展でも同じく、初入選から連続入選を果たしてい …

銀瓶

秦蔵六(初代-六代)

秦蔵六は1823年~現代まで六代続く、京都出身の鋳金(ちゅうきん)、金工(きんこう)家である。 初代秦蔵六は、二代龍文堂の元で鋳金技術を学び、その後に独立。 以来、京都の名工として、青銅器や鉄瓶、錫、銀を使った工芸品まで …

金森 映井智

本名・金森榮一 明治・大正・昭和・平成と4つの時代で活躍した金工・彫金作家です。 銅器の町、富山県高岡に生まれ、学生時代に金工の知識を習得。卒業後は、彫刻家・内島市平に師事します。 日展・日本伝統工芸展を中心に活躍。時代 …

金谷 五郎三郎

金谷五郎三郎は京都で代々続く、金工作家です。 当代は16代になります。先代の15代も健在ですが、2015年に長男・茂是(しげゆき)に譲ります。 金谷家で守り伝えられてきた着色法「五郎三色」(非銅色・黄銅色)の技法は代々受 …

加藤 忠三朗

名古屋で代々尾張藩釜師を務めた加藤家。 当代は13代になりますが、襲名して代を譲った父・12代も健在で、制作を行っています。 12代は釜師としては、父・11代に師事しますが、金工では「茶の湯の釜」の人間国宝・角谷一圭の指 …

角谷 一圭

茶の湯の釜コレクターとして知られた細見古香庵を親交を深め、芦屋・天命の名釜に触れることで、釜の補修にも携わることになります。そこから、茶の湯の釜の研究を深めていきます。 後に和銑(わずく)による釜の鋳造に取り組みます。先 …

高橋敬典

本名 高橋 高治(たかじ) 18歳より、家業である鋳造業を継承して以来、茶の湯釜の製作一筋に打ち込みます。 和銑による伝統技法を追求した上に、用に即するための様々な制約の中で独創性を加味。 釜肌、蓋、鐶付(かんつき)にも …

畠春斎

畠春斎は、富山県高岡市金屋町の金工釜師です。 現在は三代目が当代となり、初代・二代目は当代の祖父・父になります。 名工として知られた初代以来続く高岡鋳物・釜師畠春斎家に生まれ、父・二代目に師事。 初代より受け継いできた伝 …