下村 観山

 下村観山(しもむらかんざん)は明治から昭和初期にかけて活躍した日本画家です。能楽師の家系に生まれ、9歳から祖父の友人であった藤島常興から指導を受けていました。そのあと近代日本画の父といわれた「加納芳崖」から技術指導を受 …

鏑木 清方

 鏑木 清方(かぶらき きよかた)は明治から昭和にかけて活躍した浮世絵師、日本画家、随筆家です。明治の浮世絵師「水野年方」に師事し、挿絵画家としての活動が清方の画業の始まりでした。美人画家として、女性初の文化勲章を受章し …

東山 魁夷

東山魁夷氏は昭和を代表する日本画家の一人です。本命は東山新吉。 船具商を営んでいた父、浩介と妻、くにの次男として横浜市海岸通りに生まれました。父の仕事の関係で3歳の時に神戸の西出街へ転居幼少時代を神戸で過ごしました。兵庫 …

横山 大観

横山大観氏は1868年に誕生しました。父は水戸藩士として水戸学の尊皇攘夷思想により志士として活躍しました。その後、一家で上京し横山大観氏は東京府中学に入学。優秀な成績で卒業をしますが諸事情により東大予備門試験では入学資格 …

池上 秀畝

池上秀畝氏は長野県の紙商兼小間物屋の次男として生まれました。 本名は国三郎。祖父は池上休柳です。池上秀畝氏は家業は番頭に任せて高遠藩御用絵師に狩野派の絵を学びました。慶応2年には自らの画論「松柳問答」を発刊する等の活躍を …

田中 一村

 田中一村は栃木県生まれの日本画家です。本名 田中孝。彼の愛した奄美大島の植物や鳥をモチーフにした作品を描きます。若い頃から南画の才能を見出され神童とまで呼ばれていました。東京美術学校の日本画科に入学し、東山魁夷や加藤栄 …

篠田 桃紅

 篠田桃紅は関東州大連生まれの美術家・エッセイストです。和紙に墨や金箔、金泥などといった日本画の画材を使い、少ない色彩の中で多様な表現を演出します。  女学校時代以外ではほぼ独学で書を学んでいましたが、ニューヨークに渡っ …

酒井 抱一

酒井抱一は江戸時代後期の絵師です。絵師の他にも俳人としても知られています。 本命は忠因(ただなお)、幼名は善次、通称は栄八です。号が沢山あり狗禅、軽挙道人、庭柏子の他多数あります。 尾形光琳に私淑し琳派の雅で優雅な画風に …

橋本 明治

島根県浜田市に生まれます。東京美術学校日本画科卒業後、松岡映丘に師事します。 1940から1950年の10年間、法隆寺金剛壁画模写に従事します。戦後は日展を中心に活躍します。晩年には日展常務理事を務めました。 日本美人や …

野々内 良樹

野々内 良樹(ののうちよしき)は,1930年生まれの京都府出身の日本画家である。 父は花鳥画を得意とする野々内 保太郎(1902-1985)であり、良樹も父の花鳥画を描く作風が類似している事から父に大きな影響を受けたと思 …

片岡 球子

 片岡球子は、1905年北海道札幌市生まれの日本画家で、昭和から平成にかけて活躍しました。  女子美術専門学校を卒業後は、小学校の教諭を務めました。両親から画家志望を反対され勘当されながらも画業を続けました。帝展では3度 …

安田 靫彦

安田靫彦は、1884年東京府出身の大正から昭和にかけて活躍した日本画家です。同じく日本画家として活躍していた前田青邨と並び歴史画の大家であり、法隆寺金堂壁画の模写を行った際には青邨と共同で携わりました。江戸時代後期に活躍 …

小林 和作

小林和作は明治から昭和にかけて生きた日本の洋画家の一人です。 裕福な地主の家の7人兄弟の長男に生まれた小林和作は小学校を卒業すると画家になる事を目指し廃嫡を父に申し出ました。なかなか許しは出ませんでしたが遂に父もおれて共 …

福井 江太郎

 福井江太郎は東京都生まれの日本画家です。父、祖父、曾祖父が画家であった為、幼い頃より芸術作品に触れる環境にありました。1994年に多摩美術大学大学院美術研究科修了後は、個展にて作品を発表し国内外で活躍の場を広げていきま …

草間 彌生

草間彌生は長野県生まれの芸術家。水玉や網模様を用いた作品が特徴の作品を多く残しています。絵画や立体作品だけでなく、詩や小説などの執筆活動やファンションデザインなど広い分野で活動を行っています。草間彌生の独特で大胆な表現は …

竹久 夢二

竹久夢二は明治から昭和にかけて活動していた画家・詩人。本名は竹久茂次郎(たけひさもじろう)。大正ロマンを代表する画家で、作品は美人画を多く描いている。多くの書籍、広告、着物のデザインなども手掛けており、日本近代においての …

中島千波

中島千波は長野県生まれの日本画家。日本画家であり日本美術院会員・審査員でもあった中島清之(きよし)は千波の父である。「衆生」や「形態」シリーズのような人間をテーマにした作品のほか、花鳥画も多く描き桜を描いた作品を多く残し …

平山 郁夫

平山郁夫は広島県生まれの日本画家。教育者でもあり、日本美術院理事長や一ツ橋綜合財団理事、6代目と8代目の東京藝術大学学長を務めた。  第二次世界大戦時に被爆し、終戦後も後遺症に苦しんでいる最中「三蔵法師」をテーマとする作 …

野間仁根

野間仁根氏は愛媛県出身の画家です。 1919年に母親と共に上京し、翌年の2月に川端画学校に入り、4月に東京美術学校西洋画科に入学し1925年に卒業しました。 在学中に久遠社を結社。更に伊東廉らと共に童顔社を結社しました。 …

山下清

山下清氏は東京府東京市浅草区田中町(現 東京都台東区日本堤一、二丁目付近)に大橋清治の長男として生まれました。山下は母の旧姓にあたります。1934年ごろから山下清と名乗る様になりました。 八幡学園での生活で「ちぎり絵細工 …

大橋翠石

大橋翠石(本名 大橋卯三郎 通称 宇一郎)氏は岐阜県大垣市出身の明治~昭和にかけて活躍した日本画家です。 「虎の翠石」と言われ広く知られ翠石氏が描く虎画はまるで生きているかのような躍動感と生命力に溢れ高く評価されています …

菱田春草

菱田春草氏は長野県伊那群飯田町(現 飯田市)で旧飯田藩士の菱田鉛治の三男として生まれました。 1890年に東京美術学校(現 東京藝術大学)に入学。春草氏は東京美術学校では大観、観山の1学年後輩に当たり、狩野派の末裔である …

上村松園

上村松園(本名 上村津禰)は明治~昭和にかけて活躍した日本を代表する日本画家です。 明治の京都下京区四条通雄幸の葉茶屋「ちきり屋」の次女としてに生まれ育ち、女性の目を通して「美人画」をえがきました。 京都の伝統文化に育ま …

川合玉堂

川合玉堂、本名 川合芳三郎氏は明治から昭和にかけて活躍した日本画家の一人です。 日本の四季の山河とそこで生きる人間や動物の姿を美しい墨線と彩色で描くことを得意とした画家です。 愛知県葉栗郡外割田村(現在の一宮市木曽川町) …

千住博

千住博氏は日本を代表する日本画家の一人です。 千住博氏は日本画の存在や技法を世界に広めて国際性の持った芸術領域にすべく、絵画制作にとどまらず公演や著述などの幅広い活動を行っています。自然の側に身をおくという考え方が日本文 …