西岡 小十

西岡小十は1917年に陶芸の街、唐津で誕生しました。陶芸の街として知られる唐津で生まれた西岡小十は自然と幼少の頃より数々の作品を間近に見て育ちました。 作品の類まれなるセンスも幼少期のその様な環境から磨かれていったのでは …

加藤 偉三

加藤偉三は、愛知県瀬戸市出身の陶芸作家です。家業である陶磁器製造業を継承して、瀬戸市陶芸協会正会員、瀬戸市作陶会正会員と地元の作陶に尽力してきました。 昭和6年より藤井達吉に、昭和10年には板屋波山に師事しています。 愛 …

清水六兵衛

清水六兵衛は江戸時代中期から代々続く清水焼陶工の名前です。 初代は1738年摂津国東五百住村(現、高槻市)の辺りに生まれたとされ幼名は古藤栗太郎。寛延年間に京へ出て清水焼の海老屋清兵衛に師事を受け盟和8年に独立し五条坂建 …

岡部 嶺男

岡部嶺男・旧姓:加藤 加藤唐九郎の長男として、瀬戸焼の産地愛知県瀬戸市に産まれます。 窯道具製造業を営み、特に土に詳しい祖父・桑次郎から作陶について基礎から多くを学びます。少年時代から自然と作陶の道を志し、陶器の制作をし …

富本 憲吉

本名同じ。 奈良県に生まれる。建築装飾家を目指して東京美術学校図案科に入学、在学中にはロンドンへ留学しました。 海外留学経験もあり、語学は堪能で、東京に滞留していた「バーナード・リーチ」と親交を結び、リーチの通訳として6 …

皿

永楽 善五郎

永楽家は、奈良土風呂師の西村善五郎の家系で、10代善五郎から、陶芸に転じます。11代保全が紀州徳川家から「永楽」印を受け賜り、12代で改姓します。 千家十職の土風呂・焼物師として、17代を数えます。当代となる17代は16 …

大樋 長左衛門

大樋家は、楽一入に学んだ初代が江戸時代初期に金沢で開窯して以来続く、金沢の陶家です。 初代は寛永8(1631年)~当代11代まで、現在も続いています。 初代から続く大樋焼の伝統を受け継ぎつつ、歴代の襲名した長左衛門がその …

辻 清明

 辻 清明は、1927年東京生まれの陶芸家。陶芸家の辻輝子は姉にあたり妻、子、甥すべて陶芸家の道を進んでいます。  骨董好きだった父の影響で、幼い頃から骨董品に触れる生活を送っていました。学校へ行く事をおろそかにしてまで …

荒川 豊蔵

荒川 豊蔵・本名同じ 岐阜県多治見市に生まれます。陶芸の道へ入ったのは、京都の宮永東山窯で工場長を務めたことから始まります。そこで、北大路魯山人と出会います。その際に、神奈川県鎌倉市にある星岡(せいごう)窯へ招かれ、古陶 …

坪島 土平

本名・坪島一男 三重県のひろ廣永(ひろなが)窯で作陶をしていた陶芸家です。 生まれは大阪ですが、戦時中に三重県に疎開した関係から、川北半泥子に師事。陶芸の道に入ります。 半泥子の愛弟子としてその作陶精神を基礎にしながら、 …

バーナード・リーチ

バーナード・リーチ氏はイギリス人の両親の間に香港で産声をあげました。 リーチ氏出産の際に母が死去してしまった為に日本の関西に住んでいた母方の祖父の家に引き取られました。リーチ氏の祖父は京都や滋賀で英語教師をしていました。 …

辻村 史郎

辻村史郎 本名同じ 奈良県生まれ。22歳より作陶を始めます。奈良市内で初の個展を開催し、その後京都たち吉にて合計5回の個展を開催します。 東名阪のギャラリーを中心に国内で多数の個展を開催しますが、海外からの人気も高く、ロ …

5代 早川尚古斎

早川尚古斎は、文化12(1815)年から、現在まで200年以上の歴史を持つ竹工芸作家です。 初代は福井県に生まれますが、竹工芸学ぶため京都へ出ます。それから大阪へ移ります。そこから4代までは大阪でしたが、空襲に遭い京都市 …

四代三浦 竹泉

三浦竹泉は、1800年代から続く京焼の窯元で、当代で五代となります。初代竹泉は、十代の頃に同じ京焼の窯元である高橋道八に弟子入りをしました。1883年には独立し五条坂に窯を築きます。窯を築いたあとも精力的に活動を続け、海 …

壺

藤原 雄

「備前焼」人間国宝に認定された、藤原啓の長男として、岡山県備前市に生まれます。 備前焼の家元に生まれながらも、幼いころから作陶をしていたという訳ではなく、大学卒業後は都内の出版社へ勤務します。帰郷した後に、小山富士夫氏の …

塚本 快示

土岐の美濃焼き快山窯に生まれます。父に学び作陶を行い、21歳の若さで11代目として窯元を継ぎます。 小山富士夫に師事し、論文「影青雑記」を読んで、青白磁の研究を始めます。 影青官窯、磁州窯などの古陶片を入手・研究を重ね、 …

飯塚小玕斎

日本の竹工芸の礎を築いた飯塚鳳斎の家系です。斎飯塚琅玕の次男、初代・飯塚鳳斎の孫になります。 小玕斎は亡き兄の号であり、昭和25年に受け継ぎました。 日展・日本伝統工芸展を主な舞台に、気鋭の竹工芸家として活躍、数々の賞を …

鎌田 幸二

鎌田幸二は京焼の工芸作家です。 生まれ・育ちは京都で、高校卒業後に作陶を志し、清水正の指導を受けます。 23歳より天目の研究をはじめ、翌年には日本伝統工芸展に初入選します。 「鎌田天目」と呼ばれる独自の天目は、国内のみな …

林正太郎

林正太郎といえば志野焼で数多くの名作を生み出した陶芸家です。 数多くの人間国宝の窯がある岐阜県東濃地方で、窯元の家に生まれました。 物心ついたときから窯を間近に、作陶する姿を見ています。 大学卒業後に郷土の土岐へ戻り、兄 …

金城次郎

金城 次郎

金城次郎は那覇市生まれの陶芸家。「琉球陶器」で重要無形文化財の保持者であり、沖縄県初の人間国宝となった。金城次郎の作品は沖縄を代表する陶器「壺屋焼」で、魚や海老の図柄があしらわれている。  13歳の時に新垣栄徳に師事し、 …

田端志音

田端志音は、福岡県出身ですが、現在は、長野県の軽井沢に自身の窯である「志音窯」を開き作陶しています。 茶懐石「吉兆」の故・湯木貞一に才能を見出され、乾山を徹底的に写した作品を制作します。赤絵・銹絵(さびえ)・染付と様々な …

加藤孝造

加藤孝造は岐阜県出身の陶芸家です。 可児市に窯を開き独立しますが、それまでは、同じく岐阜の陶芸家である5代目加藤幸兵衛に陶芸の指導を受けました。 若いころには絵画にも携わっており、日展の洋画部門ではその回の最年少受入選に …

井上萬二

井上萬二は、陶器の町・佐賀県西松浦郡有田町に生まれます。 12代酒井田柿右衛門、奥川忠右衛門に師事し、白磁の技法を習得します。 「用と美の兼備」を念頭に、形そのものを文様と捉えて、端正で温かみのある作品を数多く作陶してい …

伊藤赤水

伊藤 赤水 5代

無名異窯の特徴である鉄を含んだ赤い土の色を生かし、釉薬を使わず焼き締めを基本とする。そこへ新しい技法「佐渡ヶ島」により、魅力的な作品を次々に生み出している。

三代常山作 梨皮ぐい呑み

山田 常山 3代

常滑朱泥の名をあげた初代常山の技を受け継ぐ。朱泥のほか紫泥、烏泥、真焼の技法も手掛ける。煎茶道具の急須制作が中心であるが、抹茶茶碗、鉢、壺、ぐい呑みなども制作している。