辻 清明作品買取強化中

作家の特徴

　辻 清明は、1927年東京生まれの陶芸家。陶芸家の辻輝子は姉にあたり妻、子、甥すべて陶芸家の道を進んでいます。

　骨董好きだった父の影響で、幼い頃から骨董品に触れる生活を送っていました。学校へ行く事をおろそかにしてまで陶芸を学ぶほど、焼き物の魅力に魅かれていました。1941年、姉の輝子とともに東京都の多摩市に辻陶器研究所を設立し姉と共同ではありますが14歳という若さで窯を築きます。この頃から人間国宝の富本憲吉や近代陶芸の開拓者とも言われる板谷波山から陶芸を学ぶようになります。窯を一新し本格的に作陶をするようになってからは多くの展覧会に作品を出品するようになり、日本だけでなく海外からの注目も集めました。この事をきっかけに海外の美術館やアメリカ合衆国のホワイトハウスなどに作品が収蔵されるようになります。2006年には東京都名誉都民に認定されましたがその2年後、2008年に肝臓がんの為81歳で逝去しました。