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作家の特徴

「備前焼」人間国宝に認定された、藤原啓の長男として、岡山県備前市に生まれます。
備前焼の家元に生まれながらも、幼いころから作陶をしていたという訳ではなく、大学卒業後は都内の出版社へ勤務します。帰郷した後に、小山富士夫氏の勧めもあり、父に師事して作陶の道へ進みます。
その後は陶芸家としての才能を開花して、国際陶芸展グランプリ受賞をはじめ、国内のみでなく、イタリアやフランスなどにも招待出品します。
昭和51年にはフランス・スイス・ベルギー政府主催の「古備前と藤原啓・雄父子展」を開催します。
平成8年には、父・啓と同じく、重要無形文化財「備前焼」保持者（人間国宝）に認定されます。
備前の伝統を守りつつ、現代生活の中でしっかりと生かされるよう、単純・明快・豪放を理念として制作に取り組む。奇をてらわず、生き生きとした表情の造形の上に表しました。