『レトロおもちゃ』の歴史や地域情報

【レトロおもちゃ】の歴史で、日本にて動力にばねを用いたおもちゃができたり、原材料などが大きく変わったのは明治時代です。
明治4年に発売された、人力車の玩具は当初は木製だったものがブリキ製に材料が変わり、明治9年には、国産のゴム風船である、「球凧(たまだこ)」が発売されました。
また明治15年には、銅鉄製針金をゼンマイ動力に使用した金属玩具が発売され、その後明治20年になると、ガラス製玩具のペコンペコンが流行したり、村田銃と呼ばれる現在のモデルガンと同じような物が発売されました。

明治時代後期になると、軍帽やブリキ製のラッパなど戦争関連の玩具に人気となり、その後も多くの戦争玩具が作られました。
また、大正4年ごろにアルコールを燃やすことで熱エネルギーを発生させ動力とするボートの玩具も販売されました。
同じ年には、セルロイドの鈴振人形も登場しました。
そして大正10年になると、日本で初めて電池を用いた汽車や電車が発売されました。

昭和25年になると、サイレンが鳴る音響装置が併設された消防車のフリクション(車輪の摩擦を原動力として作動させる)玩具が発売されました。
昭和30年には、無線操縦の自動車玩具(ラジコン)が登場しました。
その後、昭和37年にバービー人形が輸入されるようなりました。
そして現在も、日本の玩具業界は様々な工夫を行ない新たな玩具を作っています。