『珊瑚』の種類

【珊瑚】(サンゴ)は、植物と思われる方もおられるかも知れませんが、実は刺胞動物門(しほうどうぶつもん)に属する動物のうち、固い骨格を発達させるものです。その【珊瑚】のなかには、サンゴ礁を形成する物や宝石として珍重される物などが存在しています。

《珊瑚の分類》
『八射サンゴ』
・珊瑚ともとから呼ばれていた物は、主に宝石として利用されるサンゴのことです。深海にて樹枝状の群体を作り、骨格は石灰質であり緻密で固い骨格を作ります。
生物学的分類は、花虫綱八方サンゴ亜綱ヤギ目サンゴ科であり、種類としては、『シロサンゴ』『アカサンゴ』『モモイロサンゴ』などが存在しています。

『イシサンゴ』
・六放亜綱イシサンゴ目であり、イソギンチャクに似たポリプの構造であるが、隔膜の間に石灰質の骨格を発達させ、群体のものが多いが、単体の物も存在しています。造礁サンゴの大部分がこれに含まれるが、共生藻を持たない非造礁サンゴの種もあります。

『ヒドロサンゴ』
・偽珊瑚 またはサンゴモドキと呼ばれていて、サンゴモドキ目とアナサンゴモドキ目に分ける場合が多いあります。ヒドロ虫であるが石灰質の骨格を発達させ、特にアナサンゴモドキ類には大きな骨格をつくり造礁サンゴと判別される。

『軟質サンゴ』
・大きな群体を作り、骨格を作るものの、細かな骨格がバラバラに入っているような、柔らかな群体を作るものを軟質サンゴ、または英語そのままにソフトコーラルと呼びます。