『火縄銃』の種類

【火縄銃】(ひなわじゅう)は、英語では(Matchlock gun / Arquebus)と呼ばれており、初期の火器であり、黒色火薬を使用する、前装式で滑腔銃身のマスケット銃のひとつであり、火縄式(マッチロック式)とされる点火方式の銃器を指しています。

日本に於いては、小型の物を鉄砲(てっぽう)、大型の物を大筒(おおづつ)と称しているそうです。
また【火縄銃】は骨董品であっても、現在の日本では銃砲刀剣類所持等取締法の対象となるために、警察への登録が必要となります。

そして【火縄銃】は、現在使用されている銃身に溝(ライフリング)がある近代的な小銃と比べると、黒色火薬を使用して、滑腔銃身で鉛製の丸玉を撃つために、長距離の弾道や命中率、物体に対する威力では敵いませんが、【火縄銃】の重い銃弾である、鉛の丸玉が口径の大きい滑腔銃身から発射されると、ソフトポイント弾に似た効果を持ち人や動物に対する殺傷力は高まることがあります。

また【火縄銃】はグリップの形状が、現在のライフル銃と違いがあり、台尻を肩に当て脇を締めて発砲することができず、弓を番えるように肘を外に張って射撃をするスタイルにて使用されていました。