『陶器、陶芸』の種類

【陶磁器】は陶器や磁器を総称した呼び方です。また陶器と磁器では元になる原材料も違いがあります。

「陶器」
・瀬戸焼 ・大谷焼 ・伊賀焼
モンモリロナイトやカオリナイトなどを含んだ粘土を原材料として、釉薬を使用して窯で高温で焼いた物。

「磁器」
・伊万里焼 ・九谷焼
粘土質物や石英、長石などを含んだ陶土を原材料として高温で焼成を行なうが、焼成温度や原料によっては、
軟質磁器と硬質磁器と分類をされます。
また陶磁器の中でもとても固いために、軽くたたくと金属音が鳴ります。

そして日本の陶磁器生産においても、
・畿内より東側では、瀬戸物(せともの)
・中国地方や四国地方より西では唐津物(からつもの)
呼ばれています。

また、日本国内の地方ごとに、
《関東地方》 ・栃木県 益子焼 ・茨城県 笠間焼
《中部地方》 ・新潟県 無名異焼 ・福井県 越前焼 ・岐阜県 美濃焼 ・愛知県 瀬戸焼
《近畿地方》 ・滋賀県 信楽焼 ・京都府 京焼 清水焼 朝日焼
《中国地方》 ・岡山県 備前焼 ・山口県 萩焼
《九州地方》 ・佐賀県 唐津焼 有田焼 ・鹿児島県 薩摩焼
など、焼き方や用途や生産地などに多く分類がされます。