安田靫彦 梅図 掛軸

この作品の買取価格について

こちらは安田靫彦の「梅図 掛軸」です。
丁寧に保存されており、共箱(掛軸の入っている箱)と作品がどちらも新品に近い状態の為今回の高額査定となりました。

近年掛軸は、時代の変化により掛軸を飾る場所が無いご家庭が一般的となりました。それに伴い掛軸の需要も下降しており、名のある作家の作品以外は依然よりも価格が付きづらい状況となっております。今回の作品は作家自身人気がある為、絵画のように額装された作品でしたら現在でも需要がある為今回よりも高い査定額となります。　

絵画の作品は複製がしやすい事もあり、本人の作品に似せて描かれた贋物が多く出回っております。その為作品の査定には、美術品に特化した鑑定の知識が必要となります。エコリングには古美術品・骨董品専門の鑑定士が在籍している為、お売りしたい作品がございましたら是非一度エコリング店頭へお持ちください。

作家 安田 靫彦 について

安田靫彦は、東京府日本橋出身の日本画家で大正から昭和にかけて活躍しました。前田青邨と並ぶ歴史画の大家であり、法隆寺金堂壁画の模写にも携わりました。画家としてだけでなく良寛の書に関する研究や多摩美術大学や東京美術学校などの教授を務めるなど多方面で活躍しました。1934年に帝室技芸員となります。1948年には文化勲章を受章しその後、財団法人日本美術院の初代理事長をつとめました。肺病を患いながらも、1978年に亡くなる没年まで作品製作を続けました。