米原雲海作品買取強化中

作家の特徴

米原雲海　本名　木山幸太郎は島根県出身の彫刻家です。
はじめは神社仏閣などの宮大工として活動しますが、京都や奈良の仏像に感化され彫刻家を志します。その後、彫刻家になる為に上京し高村光雲に師事します。
高村光雲の下で米原雲海は力をつけ、その腕前は後に高村光雲が息子の光太郎の指導を米原雲海に頼んだといわれるほどの抜群の刀技です。
1897年には比例コンパスを利用した技術で「ジェンナー像」を制作し、この技術は画期的で木彫り界の革命と称されました。
1907年には山崎朝雲、平櫛田中等と日本彫刻会を組織、その他、東京美術学校の教授となり日本美術協会、東京彫工会の評議員として活躍します。
1910年以降は文展、帝展の審査員を勤めました。
米原雲海の作風は日本の伝統的な木彫りの正風を伝える理想主義的な作風をしています。
また、米原雲海の娘、福子は最後の琉球国王である尚泰の六男、尚光に嫁いでいます。その為、米原家と尚家の墓所は同じ敷地内にあります。