『武具』の種類

【武具】(ぶぐ)とは、主に戦などにて用いられる道具のうち、柄物や飛び道具(昔から日本にあった物)、鎧や兜、甲冑や小手、手甲や具足のことを呼称します。
つまり武器に含まれる物であり、兵器に対して【武具】であり、その中でも白兵戦や格闘戦などの戦闘の際に用いられる武器や防具以外にも、軍旗や指揮用具である軍配団扇、采配などの戦の身の回り品などを含めて、日本語としての【武具】は歴史的軍装品のことをいう場合が多くあります。

《武具の思想》
武具はその発展経緯より、攻撃に用いる道具であるとともに、攻撃を防ぐための道具でもあるものが多くあります。
攻撃を行なうための打撃の衝撃を緩和したり、防御に徹することにより相手からの攻撃を阻んだり、相手の武器自体を攻撃する手段として存在しています。

《日本の武具の一覧》
「小型 (手の中に収まる物)」
  ・手切棒
「中型 (腕の長さ未満)」
  ・小柄 ・十手 ・肘切棒 ・采配 ・軍配団扇 ・鐙(あぶみ)
「大型(腕より長いもの)」
  ・槍(薙刀・長刀) ・棍(乳切棒・腰切棒・耳切棒・六尺棒) ・馬印
「飛び道具」
  ・弓矢(吹き矢) ・手裏剣
   などが日本の【武具】に於ける一覧となります。