四代三浦 竹泉

三浦竹泉は、1800年代から続く京焼の窯元で、当代で五代となります。初代竹泉は、十代の頃に同じ京焼の窯元である高橋道八に弟子入りをしました。1883年には独立し五条坂に窯を築きます。窯を築いたあとも精力的に活動を続け、海 …

壺

藤原 雄

「備前焼」人間国宝に認定された、藤原啓の長男として、岡山県備前市に生まれます。 備前焼の家元に生まれながらも、幼いころから作陶をしていたという訳ではなく、大学卒業後は都内の出版社へ勤務します。帰郷した後に、小山富士夫氏の …

塚本 快示

土岐の美濃焼き快山窯に生まれます。父に学び作陶を行い、21歳の若さで11代目として窯元を継ぎます。 小山富士夫に師事し、論文「影青雑記」を読んで、青白磁の研究を始めます。 影青官窯、磁州窯などの古陶片を入手・研究を重ね、 …

鈴木治

鈴木治氏は戦後の日本陶芸会をリードした日本を代表する陶芸家の一人です。 永楽善吾郎工房のろくろ職人の父の元に生まれた為、幼少の頃より陶芸が身近にあり陶芸に触れて親しみ育ってきました。その後、大人になり日展初入選や青年作陶 …

八木一夫

八木一夫氏は日本を代表する陶芸家の一人です。 1937年に京都市立美術工芸学校彫刻科を卒業し、その後陶芸に専念します。1947年に「青年作陶家集団」の趣意書を発表。その後1回展を行い、1948年に解散。その後 鈴木治等と …

黒木 国昭

日本人としての感性と西洋の素材である硝子との融合を歴史・文化・伝統・風土に求め「硝子で語る日本の美」を信念に制作しています。 代表作シリーズである、日本の美の真髄「琳派」、命の躍動「新世紀ロマン」、琴線に響く風景「浮き彫 …

湯呑み

金重陶陽

金重陶陽(本名金重勇)氏は岡山県出身の陶芸家です。 備前焼の陶工としては初めて人間国宝となった人物です。 備前焼は江戸時代の中期以降は有田焼や伊万里焼など他の焼き物に人気を奪われていましたが、金重陶陽氏の活躍により備前焼 …

中村道年

中村道年は、明治9年より、現在は五代まで続く陶芸作家です。 初代中村道年は京都に生まれます。清水六兵衛や真清水蔵六などに師事。代々続く京焼の製法を学びます。 後に、名古屋へ入り、現在の名古屋市昭和区南山町に、二代目が「八 …

鎌田 幸二

鎌田幸二は京焼の工芸作家です。 生まれ・育ちは京都で、高校卒業後に作陶を志し、清水正の指導を受けます。 23歳より天目の研究をはじめ、翌年には日本伝統工芸展に初入選します。 「鎌田天目」と呼ばれる独自の天目は、国内のみな …

林正太郎

林正太郎といえば志野焼で数多くの名作を生み出した陶芸家です。 数多くの人間国宝の窯がある岐阜県東濃地方で、窯元の家に生まれました。 物心ついたときから窯を間近に、作陶する姿を見ています。 大学卒業後に郷土の土岐へ戻り、兄 …

吉田美統

吉田 美統

吉田美統は石川県小松市生まれの陶芸家。本名は吉田稔。錦山窯の三代目で九谷焼の赤絵金襴手を継承している高校在学中からすでに作陶学んび始め、高校を卒業した1951年には19歳という若さ錦山窯の三代目を襲名した。加藤士師萌の釉 …

金城次郎

金城 次郎

金城次郎は那覇市生まれの陶芸家。「琉球陶器」で重要無形文化財の保持者であり、沖縄県初の人間国宝となった。金城次郎の作品は沖縄を代表する陶器「壺屋焼」で、魚や海老の図柄があしらわれている。  13歳の時に新垣栄徳に師事し、 …

加山 又造

加山又造は京都府京都市生まれの日本画家、版画家。西陣織の図案家である加山勝也の子として生まれる。祖父、父共に絵に関係する仕事を生業としていた為、幼少時代から絵に親しんだ環境で育ってきた。伝統を重んじた作風と技法で作品を作 …

隠崎隆一

隠崎隆一

隠崎隆一氏は、昭和25年生まれの長崎県出身の陶芸家です。大阪芸術大学でデザインを学び卒業後は、重要無形文化財の保持者で備前焼の人間国宝の伊勢崎淳氏に師事を受け、昭和57年岡山美術展山陽新聞社賞を受賞。その後、昭和60年に …

田端志音

田端志音は、福岡県出身ですが、現在は、長野県の軽井沢に自身の窯である「志音窯」を開き作陶しています。 茶懐石「吉兆」の故・湯木貞一に才能を見出され、乾山を徹底的に写した作品を制作します。赤絵・銹絵(さびえ)・染付と様々な …

加藤孝造

加藤孝造は岐阜県出身の陶芸家です。 可児市に窯を開き独立しますが、それまでは、同じく岐阜の陶芸家である5代目加藤幸兵衛に陶芸の指導を受けました。 若いころには絵画にも携わっており、日展の洋画部門ではその回の最年少受入選に …

徳田順子

徳田順子

徳田順子は、1961年に明治から続く九谷焼の名門の長女として生まれました。父は独自色のグラデーションで九谷焼の新たな境地を開拓した三代八十吉です。 20代半ばで旅をしたアメリカの美術館で中国、景徳鎮の壷と出会い自分のルー …

若尾 利貞

桃山期の美濃陶芸の自由奔放で力強い造形美に魅せられて、志野焼を中心に作陶を続けてきた。 独自の研究により、深紫志野など他にはないオリジナリティの色調を実現している。 活動の範囲は、国内だけでなく海外でも多数の個展を開催し …

島岡 達三

島岡達三は、東京都の組紐業を営む家に生まれます。高校時代に日本民芸館で見た民芸の美に惹かれて、東京工業大学窯業学科へ入学します。 戦後に、栃木県の益子町へ移り住み、民芸運動の中心的作家である浜田庄司(重要無形文化財「民芸 …

今井 政之

胎土に花や魚などの自然や生き物のモチーフを象徴した「面象嵌」、やや緑色の色味を帯びた泥を使う「苔泥彩(たいでいさい)」、象嵌と窯変を組み合わせた「象嵌彩窯変」など、数々のオリジナルの技法を試行錯誤した結果、新しい技法とし …

井上萬二

井上萬二は、陶器の町・佐賀県西松浦郡有田町に生まれます。 12代酒井田柿右衛門、奥川忠右衛門に師事し、白磁の技法を習得します。 「用と美の兼備」を念頭に、形そのものを文様と捉えて、端正で温かみのある作品を数多く作陶してい …

岩田 藤七

実用的な工業製品ガラスが主流であった昭和の初期に、独力で色ガラス技法を習得し、数多くの作品を発表しました。日本における色ガラス芸術の礎を築いたパイオニアです。 色ガラスによる装飾壁面「コロラート」を制作し、建築空間に応用 …

藤田 喬平

藤田喬平の作陶するガラス工芸は、宙吹や型吹技法のみに徹していました。色ガラスを使用して、不透明なマット状に加工を施して制作を行いました。 昭和48(1973)年より、「飾筥」シリーズを発表し、日本の美をガラスを使って再生 …

徳田 正彦

徳田正彦は3代目八十吉を襲名する前の名前です。 正彦で作陶してた作品も数多くございます。 初代八十吉の孫として生まれる。1988年に3代八十吉を襲名。1997年に重要無形文化財「彩釉磁器」の保持者(人間国宝)に認定される …

徳田 八十吉 3代目

初代八十吉の孫として生まれる。1988年に3代八十吉を襲名。1997年に重要無形文化財「彩釉磁器」の保持者(人間国宝)に認定されました。 約70色を使い分け、色の濃淡(グラデーション)のみで作品を仕上げる技法「彩釉」を生 …