見附 正康

見附正康は、1975年石川県加賀市生まれの九谷焼を代表する近代陶芸作家です。 石川県九谷焼技術研修所卒業後、九谷焼の伝統技術である赤絵細描(あかえさいびょう)を現代に甦らせたと言われる名工『福島武山』に師事。 外弟子とし …

清水六兵衛

清水六兵衛は江戸時代中期から代々続く清水焼陶工の名前です。 初代は1738年摂津国東五百住村(現、高槻市)の辺りに生まれたとされ幼名は古藤栗太郎。寛延年間に京へ出て清水焼の海老屋清兵衛に師事を受け盟和8年に独立し五条坂建 …

鯉江 良二

鯉江良二は愛知県常滑市出身の陶芸作家です。 15歳のときに、アルバイト作業中に右手指二本の第一関節を失います。「ハンディを背負ったことが、ぼくの今の底力になっている」と後に本人は語っています。 高校卒業後、日本タイルブロ …

藤原 啓

藤原 啓は、1899年岡山県備前市生まれの陶芸家です。息子の藤原雄(長男)、藤原敬介(次男)も陶芸家で藤原雄は人間国宝に認定されています。 幼い頃は文才に富み、東京の出版社博文館が手がける文学世界に応募し、その短編が一等 …

坂倉 新兵衛

坂倉 新兵衛は代々続く、萩焼の一家です。 初代は、文禄・慶長の役(1592~1598)の際、日本に招致された朝鮮王朝の陶工・李勺光になります。 当代は15代になり、萩焼の名門・深川窯を受け継ぎ、伝統を守り続けています。 …

坂 高麗左衛門

山口県萩市に今から300年以上前の寛永の時代より代々受け継がれている、「萩焼の祖」と言われる一家です。 2004年に12代坂高麗左衛門が突然の事故死により、以降2011年までの7年の間、坂高麗左衛門は空位になります。 2 …

酒呑

金重 晃介

金重晃介氏は国の重要無形文化財の金重陶陽氏の三男として1943年に岡山県備前市で生まれました。1970年に東京藝術大学大学院彫刻科を修了し、その後、関東にて一時期、前衛グループ展等に参加するなど自由な作陶を展開しました。 …

花瓶

市野 雅彦

市野雅彦氏は師を二人持っています。1人は市野雅彦氏の父で丹波焼きの名工の市野信水氏です。もう一人は広島は竹原の名工、今井政之氏です。二人の師に作陶を学び現在の大雅窯を築き上げました。市野雅彦氏は「伝承を継承しながらも、自 …

花生

古川 隆久

古川隆久氏は益子焼き陶芸家の一人です。 1940年に東京に生まれ1964年の古川隆久氏が24歳の時に東京芸術大学美術学部工芸科を卒業します。その後、岐阜県陶磁器試験所に勤務をされました。 1966年、古川隆久氏、26歳の …

岡部 嶺男

岡部嶺男・旧姓:加藤 加藤唐九郎の長男として、瀬戸焼の産地愛知県瀬戸市に産まれます。 窯道具製造業を営み、特に土に詳しい祖父・桑次郎から作陶について基礎から多くを学びます。少年時代から自然と作陶の道を志し、陶器の制作をし …

富本 憲吉

本名同じ。 奈良県に生まれる。建築装飾家を目指して東京美術学校図案科に入学、在学中にはロンドンへ留学しました。 海外留学経験もあり、語学は堪能で、東京に滞留していた「バーナード・リーチ」と親交を結び、リーチの通訳として6 …

ゲルト・クナッパー

 ゲルト・クナッパーは、1943年生まれ ドイツ出身の陶芸家・造形作家です。  彫刻家のアシスタントとしてニューヨークで勤務した後アラスカへと移り、ネイティブインディアンの伝統工芸工房に努めます。その後加藤唐九郎に会いに …

中村 翠嵐

 中村翠嵐は、京都府出身の陶芸家です。中国南部発祥の「交趾焼」の一人者として有名です。  初代翠嵐の息子として生まれた2代中村翠嵐(本名:正機)は、陶磁器上絵付業を営んでいた家業を継ぐ為、父に師事し作陶を学んでいきました …

皿

永楽 善五郎

永楽家は、奈良土風呂師の西村善五郎の家系で、10代善五郎から、陶芸に転じます。11代保全が紀州徳川家から「永楽」印を受け賜り、12代で改姓します。 千家十職の土風呂・焼物師として、17代を数えます。当代となる17代は16 …

板谷 波山

本名・板谷嘉七 茨城県に産まれます。東京美術学校彫刻科を卒業後、石川県立工業学校彫刻科の教師となりますが、彫刻科が廃止となり陶磁科を担当することになります。そこから窯業の研究を始めます。 教師を退職した後、陶芸家を志して …

伊勢崎 満

備前焼の細工に優れた伊勢崎陽山の長男。父に師事します。 備前の伝統を受け継ぎ、備前の陶土ならばこそ為し得る作品の制作に注力しました。 また、息子である伊勢崎家四兄弟、長男・卓、次男・紳、三男・創、四男・競も父に師事し、備 …

赤沢 露石

本名・赤沢正中 京都で代々続くコーチ焼の家に産まれます。祖父である2代目に師事。日本伝統工芸展をはじめ各展で入選を重ねます。また、個展も京都大丸をはじめ、近畿圏で多数開催。 作品の多くは、茶碗・水指・皆具などの茶陶を専ら …

青木 木米

京焼の陶芸家。 中国磁器の模倣に優れていて、幕末の三名工に数えられています。 現在より200年前の人物の為、詳しい情報は残っていません。 木米亡き後、贋物が多く出回り、真贋は困難を極めます。 真作が発見された時は歴史的発 …

大樋 長左衛門

大樋家は、楽一入に学んだ初代が江戸時代初期に金沢で開窯して以来続く、金沢の陶家です。 初代は寛永8(1631年)~当代11代まで、現在も続いています。 初代から続く大樋焼の伝統を受け継ぎつつ、歴代の襲名した長左衛門がその …

辻 清明

 辻 清明は、1927年東京生まれの陶芸家。陶芸家の辻輝子は姉にあたり妻、子、甥すべて陶芸家の道を進んでいます。  骨董好きだった父の影響で、幼い頃から骨董品に触れる生活を送っていました。学校へ行く事をおろそかにしてまで …

荒川 豊蔵

荒川 豊蔵・本名同じ 岐阜県多治見市に生まれます。陶芸の道へ入ったのは、京都の宮永東山窯で工場長を務めたことから始まります。そこで、北大路魯山人と出会います。その際に、神奈川県鎌倉市にある星岡(せいごう)窯へ招かれ、古陶 …

坪島 土平

本名・坪島一男 三重県のひろ廣永(ひろなが)窯で作陶をしていた陶芸家です。 生まれは大阪ですが、戦時中に三重県に疎開した関係から、川北半泥子に師事。陶芸の道に入ります。 半泥子の愛弟子としてその作陶精神を基礎にしながら、 …

バーナード・リーチ

バーナード・リーチ氏はイギリス人の両親の間に香港で産声をあげました。 リーチ氏出産の際に母が死去してしまった為に日本の関西に住んでいた母方の祖父の家に引き取られました。リーチ氏の祖父は京都や滋賀で英語教師をしていました。 …

辻村 史郎

辻村史郎 本名同じ 奈良県生まれ。22歳より作陶を始めます。奈良市内で初の個展を開催し、その後京都たち吉にて合計5回の個展を開催します。 東名阪のギャラリーを中心に国内で多数の個展を開催しますが、海外からの人気も高く、ロ …

5代 早川尚古斎

早川尚古斎は、文化12(1815)年から、現在まで200年以上の歴史を持つ竹工芸作家です。 初代は福井県に生まれますが、竹工芸学ぶため京都へ出ます。それから大阪へ移ります。そこから4代までは大阪でしたが、空襲に遭い京都市 …